錆転換剤とは?
錆転換剤は、赤錆(あかさび:鉄が水や空気によって酸化することで発生するサビ)を黒錆に変化させて錆防止をする溶剤です。サビチェンジャーとも呼ばれています。
サビを取り錆防止を行うために錆転換剤を使いますが、錆防止をしたあとに塗装をする場合は、正しい使い方をしないと失敗する場合があります。
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耐摩擦性・耐薬品性が高いので、大切な旧車バイクの錆転換におすすめです。
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赤錆とは
赤錆(あかさび)は、鉄が水や空気によって酸化することで発生するサビです。鉄が徐々に浸食されてサビに変化してしまいます。
黒錆とは
黒錆(くろさび)は、組織の粒子が細かく、金属の表面に膜を形成して、空気や水を防ぐことで赤錆の発生を防ぎます。科学的に安定しているため、錆が進行して金属を浸食することはありません。
錆転換剤のデメリット
黒い見た目
錆転換剤を塗布したあとの見た目は紫っぽい黒色をしています。そのため、明るい色や目立つ箇所は避けたほうがよいでしょう。バイクの場合は、フレーム・リムの裏側・黒に塗装された鉄パーツなどが向いています。特にフレームの錆防止には、よく使われます。
耐熱性がない
見落としがちですが、錆転換剤には、耐熱性がありません。製品によって耐熱性は様々ですが、40~120℃程度の耐熱性です。マフラー塗装の前に錆転換剤を使うのはやめておきましょう。←マフラーに塗布して失敗しました。
マフラー塗装には、錆転換剤は使用せず、耐熱防錆スプレーで直接塗装するのがおすすめです。
樹脂コーティングを形成
錆転換剤の中には、樹脂コーティングを形成するものがありますが、耐久性がなく剥がれ落ちてしまう商品もあります。
錆転換剤の正しい使い方
表面の錆を軽く取る
表面の浮いている赤錆は、サンドペーパーで削ってはがします。完全にサビ取りを行うと、黒錆に変化させれなくなってしまいますのでほどほどに。
シリコンオフで脱脂する
シリコンオフクリーナーで、表面の汚れを落とし、脱脂します。
塗布する
赤錆の上から、筆で塗布します。