6Vバイクを12V化しようと悩んでいる人すべてにぜひ読んでもらいたい。6Vバイクは危険です。
6Vバイクの危険なところ
6Vヘッドライトが暗い
一番危ないのは、ヘッドライトが暗いこと。自転車のヘッドライトより暗い気がします。最近の自転車はLEDライトを使っているので明るいですよね。
何度かバイクを夜間に走らせてみたのですが、とてもじゃないけれど危険すぎます。対向車がなぜか車幅を寄せてきます(笑 自転車だと思ってるんじゃないかな。
6Vのままヘッドライトを明るくしたい、という人もいるかもしれませんが12V化をしてしまったほうが早いです。
ウインカーが暗い
バイクのウインカーも保安部品なので、これまた危険です。バッテリーが弱っているとか関係なしに暗いです。昼間なんてウインカーがついているか近くからでも見えません。
バイクの方向指示器の保安基準は、100メートルの距離から昼間において点灯を確認できること という文が含まれています。確実に違反してます。警察につかまっても文句言えません。
6VバイクはUSBが使えない
バイクツーリングするときに必須なのが、GoogleMap。スマホホルダーをハンドルに付けてGoogleMapを見ながら走ると近くのご飯屋さんを見つけたり営業時間をチェックするのに便利なのです。もう一つ便利なのが、スマホのバッテリーが少ないときに、USB充電をしながら走ること。結構充電が早いので重宝しています。
それが6Vバイクではできない・・・。まぁここは我慢できる範囲ではありますが、欲を言えばUSB充電したい。快適なバイクライフを送りたい。
バイクの12V化に必要なパーツ
12Vバッテリー
12Vイグニッションコイル(IGコイル)
12Vレギュレートレクチファイヤ(整流器)
12Vウインカーリレー(LED対応)
12Vヘッドライト電球(1つ)
12Vテール電球(1つ)
12Vウインカー電球(4つ)
12Vニュートラル電球(1つ)
12Vメーター電球(1つ)
12Vホーン(6Vでも動きますが変えたほうがベター)
12Vバッテリー
元々ついているバッテリーと同じくらいのAh容量で、バッテリーボックスに入るものを選びます。Ahは6V→12Vとなっているので、Ahは規定値の半分程度でOKです。
例えば、ミニモトから発売されているモンキー12V化キットに含まれるバッテリー容量は、12V1.5Ah。JAZZ12V化キットに含まれるバッテリー容量は、6V-4Ah(24VAh)→12V-2.3Ah(27.6VAh)となっています。
CB90の場合は、6V-6Ah=36VAhなので、12V-3Ah程度のバッテリーとなります。
CB90のバッテリーボックスに格納できる12VバッテリーはYB3L-A・YB3L-Bあるいはそれの互換品となります。
安いメンテナンスフリーの密閉バッテリーでOKです。
12Vイグニッションコイル(IGコイル)
マグネット式ポイント点火の場合は、6V・12Vの区別はないので交換不要。
バッテリー式ポイント点火の場合は、12V用イグニッションコイルに交換が必要です。上写真の形状をしたイグニッションコイルが装着されているのであれば、バッテリー式ポイント点火なので交換しましょう。プラグコードの本数(上写真は1本)と長さは合わせましょう。
12Vレギュレートレクチファイヤ(整流器)
CB90もそうですが、昔のバイクは電圧をバッテリー電圧まで下げるためのレギュレーターがなくバッテリーがその代わりをしていました。
12V化するときにはレギュレート(高電圧を12Vにまで下げる)機能を備えたレギュレートレクチファイヤーを取り付けます。
全波整流と半坡整流の2種類がありますので、合わせて購入してください。CB90は全波整流です。
12Vウインカーリレー(LED対応)
ウインカーリレーは、カチカチ音がするタイプとしないタイプがありますが上写真の形状のリレーはカチカチ音がしないタイプ。ピンの数は、装着しているリレーを確認しましょう。ほとんど2ピンだと思いますが。
こちらの形状のウインカーリレーは、カチカチ音がするタイプ。ウインカーがカチカチ音がすると消し忘れしないでいいという意見は多いです。少しサイズが大きめです。音が気になる場合は、マスキングテープを貼れば音が小さくなります。
12VLED電球
電球類は装着されている電球を外して、ソケット形状やワット数を確認して同じタイプを購入しましょう。
12V化すると発電力が弱くなる
12V化をすると、6V用チャージコイルの発電力では12Vを安定してチャージすることができなくなる。12V化したバイクで、バッテリーが持たない場合は、発電側を疑ってみよう。
そのため、チャージコイルの巻き直しをする場合が多い。専門の業者やヤフオクなどでコイル巻き直しを行っている人もいる。