マフラーの耐熱塗装の手順
マフラー錆落とし
塗装する前に、必ず塗装面の汚れや錆を落とします。
別記事に、錆びたマフラーの錆取り方法をまとめました。
脱脂
油分が残っていると、塗料が浮くので、シリコンオフ(なければパーツクリーナー)で、マフラーを脱脂します。
バーナーでマフラーを温める
塗料が乾燥しやすいように、軽くバーナーでマフラーを温めます。スプレー缶のほうも、50度くらいのお湯で湯煎すると塗料が滑らかになります。
マフラー耐熱塗装
オキツモの耐熱に対する熱量すごい
今回使用する耐熱塗料ワンタッチスプレーは、ネット上でも高評価。マフラー再塗装にも多く使われています。

オキツモは、創業1934年の歴史ある耐熱塗料メーカー。日本で初めてシリコーン樹脂を使った耐熱塗料を量産販売した会社です。耐熱塗料の日本シェアナンバーワン!と、耐熱一本でやってきたメーカーなので、信頼性抜群。使っていて愛くるしさすら感じます。
オキツモの塗料を使うと、サラリとして表面乾燥するのが早いため、強制乾燥をする前に指紋がついたり、傷ついたりしません。
気になる艶消しブラックの色も、明るすぎず引き締まった深い色をしています。
オキツモ ワンタッチスプレー 艶消しブラック 300ml /耐熱温度650℃
バーナーで焼付(強制乾燥)
オキツモの耐熱塗料は、常温だけでは完全硬化しませんので、バーナーで熱を加えて焼付をします。
耐熱塗装して強制乾燥させたマフラー



オキツモ耐熱塗料の注意点
- 常温乾燥だけでは完全硬化しない
- 180度で20〜30分ほど加熱すると完全硬化する
- 加熱は、常温で24時間以上空けてから行う
- 一時的に発煙、やがて煙は止まり塗膜は硬化する
焼付作業内容
- マフラー塗装後、2時間ほど時間を空ける
- キャンプ用バーナーでマフラー全体を炙る
マフラーの中から煙が出るまで火で炙ります。時間にして10分程度。完全硬化させるには時間が短いですが、マフラーを取り付けるための予備的な乾燥なのでこれで十分。
焼付は、常温で乾燥しない耐熱塗料などの場合に行います。
煙が出たら100度を超えたということなので、目安にしてください。
マフラー取り付け
取り付け時の塗料剥げがないよう、24時間以上常温乾燥させて車両に取り付けます。20分程度走行すれば、完全に乾燥します。