旧車バイクのフロントドラムブレーキワイヤーの交換方法(CB90)

ブレーキ

フロントブレーキワイヤー交換手順

CB90初期型のフロントドラムブレーキのブレーキワイヤーの交換手順です。ブレーキは重要保安部品ですので、作業は慎重に行い、最後は必ず動作確認をしてください。
CB90フロントブレーキワイヤー 型番 45450-107-020

手順1:古いワイヤーの取り外し(ホイール側)

まずは足回りから外していきます。

  1. ホイール側にあるブレーキアーム先端のアジャストナット(調整ナット)を反時計回りに回して完全に外します。
  2. ナットを外すと、ワイヤーを固定しているスプリングとピンが外れます。これでホイール側のフリーになります。

手順2:古いワイヤーの取り外し(レバー側)

アジャスターを合わせる: ブレーキレバーの根元にある調整金具(アジャスター)とロックナットの「切り欠き(スリット)」を一直線に合わせます。

ワイヤーを抜く: レバーを握り、戻す時の勢いを利用してワイヤーを引っ張り、アジャスターのスリットからワイヤーを外に出します。

タイコを外す: レバーを下からのぞき込むと、ワイヤーの先端(タイコと呼ばれる円筒形の部品)がはまっているので、それを手で外します。

写真部分までワイヤーを外すとレバー下からタイコが外れます。

手順3:新しいワイヤーの取り付け(レバー側)

取り付けは「逆の手順」で行います。先にハンドル側から行うのがコツです。

タイコの装着: 新しいワイヤーの先端(タイコ)を、レバー裏側の穴にしっかりとはめ込みます。

溝に通す: ワイヤーをアジャスターのスリット(切り欠き)に通して、レバーホルダーに固定します。

手順4:新しいワイヤーの取り付け(ホイール側)

パーツの移植: 古いワイヤーから外した「スプリング」「ナット」を新しいワイヤーにセットします。

アームに通す: ワイヤーの先端をドラムブレーキのアームにある金具(タイコ受け)に通します。

固定: ワイヤーの根元を固定金具(ステー)にしっかり差し込みます。

ナットの仮止め: 最後にアジャストナットを取り付け、手で回せるところまで締め込みます。

ナットとスプリングは、元の部品をそのまま使います。写真上パーツにスプリングを通します。

ドラムブレーキレバーのタイコにワイヤーを通します。

ワイヤーを固定金具に通します。

最後にナットを取り付けます。ブレーキレバーを握ってみて柔らかい感触が硬くブレーキが効くまでナットを回します。少し硬くなってきたら、あとはハンドル側のブレーキ調整金具で調整していきます。

手順5:最終調整と確認(重要!)

ここが最も重要な工程です。

  1. 遊びの調整: ホイール側のナットを回して調整します。レバーを握ってみて、「レバーの端で10mm〜20mm程度の遊び」がある状態にします。
    • 締めすぎると:ブレーキを引きずってしまいます。
    • 緩すぎると:いざという時にブレーキが効きません。
  2. 微調整: 大まかな調整をホイール側で行い、最後の微調整をハンドル側の金具で行うとスムーズです。
  3. 動作確認: * バイクを押し歩きして、ブレーキがしっかり効くか。
    • ブレーキを離した時に引きずり(重さ)がないか。
    • ハンドルを左右に最大まで切った時に、勝手にブレーキがかからないか。
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