マフラーを耐熱塗装!キャンプ用バーナーで焼付(強制乾燥)

塗装

マフラーの耐熱塗装の手順

  1. マフラー塗装で準備するもの
  2. マフラー錆落とし
  3. 足付け
  4. 脱脂
  5. バーナーでマフラーを温める
  6. マフラー耐熱塗装
  7. バーナーで強制乾燥
  8. マフラー取り付け

マフラー塗装で準備するもの

マフラー塗装に必要なものを揃えてから、塗装作業に取り掛かります。

準備するもの

耐熱塗料・耐水ペーパー(400〜600番)・シリコンオフ・ガスバーナー

マフラー塗装するのにおすすめ(ツヤ具合がいい!)
手に持ちやすく長持ち!
車/バイクいじりをするならスプレーよりもシリコン液1Lでコスパ高い
ガスバーナーは炭の火おこしに使えるのであると便利

マフラー錆落とし

塗装する前に、必ずマフラー塗装面の汚れや錆を落とします。今回塗装するマフラーはサビだらけなので、徹底的にサビ取りしました。

別記事に、錆びたマフラーの錆取り方法をまとめました。

足付け

塗装面を400〜600番のサンドペーパーで凹凸をつけます。塗料が凹凸に食いつくこと(アンカー効果)で塗膜がはがれにくくなります。特にツルツルの面に塗料を塗る場合は、塗料が剥がれにくくなる「足つけ」を行ってください。

脱脂

油分が残っていると、塗料が浮くので、シリコンオフスプレーで、マフラーを脱脂します。

バーナーでマフラーを温める

塗料が乾燥しやすいように、軽くバーナーでマフラーを温めます。スプレー缶のほうも、50度くらいのお湯で湯煎すると塗料が滑らかになります。

マフラー耐熱塗装

オキツモの耐熱に対する熱量すごい

今回使用する耐熱塗料ワンタッチスプレーは、ネット上でも高評価。マフラー再塗装にも多く使われています。

オキツモ ワンタッチスプレー

オキツモは、創業1934年の歴史ある耐熱塗料メーカー。日本で初めてシリコーン樹脂を使った耐熱塗料を量産販売した会社です。耐熱塗料の日本シェアナンバーワン!と、耐熱一本でやってきたメーカーなので、信頼性抜群。使っていて愛くるしさすら感じます。

オキツモの歴史がわかる会社PR動画

オキツモの塗料を使うと、サラリとして表面乾燥するのが早いため、強制乾燥をする前に指紋がついたり、傷ついたりしません。

気になる艶消しブラックの色も、明るすぎず引き締まった深い色をしています。

オキツモ ワンタッチスプレー 艶消しブラック 300ml /耐熱温度650℃

バーナーで焼付(強制乾燥)

オキツモの耐熱塗料は、常温だけでは完全硬化しませんので、バーナーで熱を加えて焼付をします。同じ個所を一気に温めるのではなく、徐々に塗料の中の水分を飛ばすイメージで、全体を徐々に温めてください。

耐熱塗装して強制乾燥させたマフラー

オキツモ耐熱塗料の注意点

  • 常温乾燥だけでは完全硬化しない
  • 180度で20〜30分ほど加熱すると完全硬化する
  • 加熱は、常温で24時間以上空けてから行う
  • 一時的に発煙、やがて煙は止まり塗膜は硬化する

焼付作業内容

  1. マフラー塗装後、2時間ほど時間を空ける
  2. キャンプ用ガスバーナーでマフラー全体を炙る

マフラーの中から煙が出るまで火で炙ります。時間にして10分程度。完全硬化させるには時間が短いですが、マフラーを取り付けるための予備的な乾燥なのでこれで十分。

焼付は、常温で乾燥しない耐熱塗料などの場合に行います。

煙が出たら100度を超えたということなので、目安にしてください。

マフラーのコーティング

車やバイクの塗装の場合、クリアでコーティングをしますが、マフラー塗装の場合は、耐熱塗料の上に非耐熱塗料のクリアを吹くと塗料が溶けてしまいますのでクリアは吹きません。

ウレタンクリア塗料でも、耐熱温度が不足しがちですし、耐熱塗料との相性もありますのでおすすめしません。

マフラー取り付け

取り付け時の塗料剥げがないよう、24時間以上常温乾燥させて車両に取り付けます。20分程度走行すれば、完全に乾燥します。

塗装
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