「え、エンジンがうんともすんとも言わない！」そんな時、原付ユーザーなら一度はキックペダルに頼った経験があるんじゃないかな？でも、ただ思い切り蹴ればいいってもんじゃないんだよね。今回は「キック始動」の正しいやり方と、かからない時の対処法、そして知っておくとちょっと自慢できる裏ワザまで、ワクワクしながら伝授していくよ！
原付エンジンがかからない原因とは？
原付のエンジンが「うん」とも「すん」とも言わない。そんな時、ただ焦ってキックペダルを連打しても実は逆効果なことも多い。まずは原因を知ることが、スマートな原付ライフの第一歩なんだ。
キックで始動できない主なトラブル
キックペダルを踏んでもエンジンがかからない時、考えられるトラブルは意外と多い。まずありがちなのが、バッテリーの電圧低下。え、バッテリーが弱っててもキックは関係ないでしょ？と思うかもしれないけど、最近の原付はキック始動でも最低限の電気が必要なタイプが多いんだ。次に多いのが、プラグのかぶりや劣化。これは「エンジンの息継ぎ」みたいなもので、燃料がうまく燃えなくなってしまう現象。さらに、燃料が切れていたり、ガソリンのコックがオフになっていたりすることも。どれも「まさか！」って思うようなシンプルな原因が意外と多いんだよ。
キックスタートが有効なケースとダメなケース
「キックが万能！」って思いがちだけど、実はそうでもない。キックが有効なのは、セルモーター（電動スターター）がダメになった時や、バッテリーが少し弱っている程度ならOK。でも、最近のFI（フューエルインジェクション）車は、キック始動でも電子制御部分に電気が必要。バッテリーが完全に死んでると、いくら元気にキックしても無反応！逆に、キャブ車（キャブレター式）は、バッテリーが多少弱くてもキックで復活することが多い。自分の原付がどっちのタイプか知っておくと、ピンチの時に焦らずに済むぞ。
原付バイクのキック始動の正しいやり方
キックペダル、ただガチャガチャ踏むだけじゃもったいない！実は、始動しやすくするための「おまじない」みたいな儀式があるんだ。これを知っていれば、まわりと差がつくぞ。
キックペダルを使う前の準備ポイント
キックを始める前に、まずは燃料コックがONになっているか確認しよう。これ、意外と忘れがち。次に、イグニッションキーがON、そしてキルスイッチがRUNになっているかチェック。たったこれだけ？と思うかもしれないけど、原付のトラブルって案外この「うっかりミス」が多いんだ。さらに、チョークレバーがあるタイプなら、朝イチや寒い日はチョークを引いてみよう。これだけで始動性がグッと上がるぞ！
力を入れる方向とコツ
キックスタートのコツ、それは「勢いよく、でも優雅に」。まず、キックペダルを足でゆっくり下げて、重みを感じたところで一気にガツン！と踏み抜く。たまにジャンプする勢いで踏み込んでる人がいるけど、あれはNG。ショックを吸収するように、ペダルに体重を乗せて「ストン」と落とすイメージだ。これ、実はクラッチやエンジン内部にも優しいし、何より失敗が減る。あと、キックペダルを踏み込む時は、つま先じゃなくて土踏まずあたりで踏むと力が伝わりやすいぞ！
始動後の注意点
エンジンがかかったら、すぐに全開加速したくなる気持ちは分かる。でも、ここはグッと我慢。始動直後はオイルがエンジン全体に回っていないから、1分くらいはアイドリングで暖機してあげよう。冬場や寒い日は特にね。これをやるだけで、エンジンの寿命がグッと伸びる。あ、チョークを使った場合は、エンジンが安定したら忘れずに戻すのもお約束！
キックでエンジンがかからない時にチェックすべきポイント
「キックしてもかからない…もうお手上げ！」なんて諦めるのはまだ早い。ちょっとしたチェックで、意外と簡単に復活できることも。ここで裏ワザも含めて伝授しよう。
プラグや燃料など簡単に確認できる部分
まずはプラグ。プラグキャップを抜いて、濡れてないかチェック。もしガソリンでビショビショになっていたら「かぶり」だから、ティッシュで拭いて乾かしてから再度キックしてみよう。次に、燃料がちゃんと入っているか、キャブ車ならガソリンコックがONかどうかも確認。あと忘れがちなのがエアクリーナー。これが詰まっていると、空気がうまく吸えずに始動困難になることもある。簡単に外せるなら、一度中をチェックしてみるといいかも。
それでもダメな場合の対処法
上記の方法でもダメなら、ちょっとした裏ワザにトライ。キャブ車なら、アクセルを全開にしてキックすると余分なガソリンが抜けて、かかりやすくなることがある（かぶり気味のとき限定！）。FI車は素直にバッテリーを充電するか交換しよう。それでもダメなら、プラグ交換や、燃料ホースの詰まりチェックなど、少し本格的なメンテに進もう。どうしてもエンジンがかからない場合は、潔くプロに頼むのが一番。ちなみに、夜間や出先で困った時用に小型のジャンプスターターを持っておくと、かなり役に立つぞ！
まとめ：キック始動のコツを知って原付トラブルに強くなろう
キックスタートは、原付乗りにとって「奥の手」だけど、正しいやり方やちょっとしたコツを知っているだけでトラブルに強くなれる。焦らず、ひとつずつ確認していけば大抵のトラブルは自分で解決できるはず。これで突然のエンジンストップも、もう怖くない！次に原付がぐずったら、ぜひ今日のワザを思い出して、周りの友達にもちょっと自慢しちゃおう。バイクって困った時ほど、面白い発見があるからやめられないんだよね！