戦後の日本に生まれたバイクのデザインは消えることなく、現代へと引き継がれています。
今もなお、昔の姿のままで、わたしたちの生活の中に息づいているクラシックバイクをご紹介していきます。
ホンダ Super Cub C125
本田宗一郎が見たら、泣いて喜ぶ神社仏閣スタイルのフェンダー。当時の薄いグレーとのツートンも継承しています。初代スーパーカブC100をモディファイしたスーパーカブC125。これいいですよ。買いです。
現代スーパーカブのハイエンドモデルでありながら、背伸びしないデザインで、日常生活の中に存在してくれる感じが好きです。
ホンダ CT125・ハンターカブ
小さなバイクで、自然を楽しみながら山道をのんびり走行するというトレッキングバイクのコンセプトは、高度成長期の1981年では受け入れられず、わずか2年しか発売されなかったCT110。
時代が経つとともに、徐々にハンターカブの名称で人気が上がってきて、ホンダの「小さなバイクでトレッキングに出かけよう」コンセプトは、大勢のライダーに受け入れられている。
ホンダ モンキー125
1961年、遊園地で生まれ、1967年に、初代市販モンキーZ50Mが登場。1976年にフルモデルチェンジ(Z50J)、2009年には30年ぶりのフルモデルチェンジを果たす。そして2018年、まさかの125ccモデルでモンキーが発売された。
125ccになって、主要道路でも、流れに乗ってツーリングできるようになったと感じている人も多いだろう。
ホンダ DAX125
ホンダが125ccクラスに、次々と昭和レトロな50cc原付バイクを復活させるものですから目が離せません。
名前そのまま、見た目そのままで蘇ったレトロバイク、DAX。
むしろ、ホンダが時代を先取りしていたのではないかと思わせる新しいスクランブラースタイルだ。
ホンダ公式のブログにたくさん記事があるので、ぜひ読んで楽しんでください。
ヤマハ SR400
2021年、排ガス規制クリアがコスト的に難しく、ついに生産終了となってしまったSR400。それでも、初代SRの発売された1978年から変わらない姿で販売されてきた。
やはり、ビッグシングルの鼓動感・シンプル・軽量・クラシカルデザイン・カスタムし放題と、愛される理由が多かったからだろう。
ヤマハ公式ブログ 43年の歴史に終止符。SR400 Final Editionを発表。
カワサキ MEGURO K3
目黒製作所時代に、大型排気量496ccのバーチカルツインを搭載したメグロK1が発売され、メグロ製作所がカワサキに吸収されたあとの1965年にK1を改良して発売されたのが、カワサキ500メグロK2でした。
K2エンジンをボアアップさせて、W1(ダブワン)に載せたのがWシリーズのはじまりです。
時は2021年、直系の子孫にあたるW800をベースに、MEGURO K3へとルーツ回帰を遂げたのです。
BMW R nineT
BMWから2014年に発売されたこのR nineTは、BMW Rシリーズの流れを汲む水平対向ボクサーエンジンを搭載したロードモデルだ。どっしりとしたタンクに、片持ちスイングアーム、シャフト駆動とR100RSモノレバー、R1200などのRシリーズを踏襲した内容となっている。
排ガス規制と復刻モデルとの深いつながり
1998年から始まったバイクの排ガス規制で、古き良き時代のバイクたちは姿を消しました。
特に2ストバイクは、原理的に排ガス規制に準ずることができず、新型バイクは全てクリーンな4ストロークエンジンとなりました。
復刻しているバイクたちも、全て4ストバイクである。
さらには、50ccモデルが、125ccモデルとして復刻しているのにも排ガス規制による50ccモデル消滅の危機と関係している。
2025年に控えた原付一種の排ガス規制への対応は難しく、50ccという枠組みがなくなるかもしれないというのだ。
最終的には、電動バイクへと進化していくのだろうか。