旧車バイクのチューブタイヤを自分で交換する方法をご紹介します。
バイクタイヤ交換の手順
- バイク本体からタイヤを取り外す
- チューブの空気を抜く
- ホイールからタイヤを外す
- ホイール内部のサビを落とす
- 錆転換剤で錆防止
- ホイールにタイヤを取り付ける
- バイク本体にタイヤを装着する
- おすすめのタイヤレバー
バイクタイヤ交換の道具
- タイヤ2本
- チューブ2本
- リムバンド2本
- タイヤレバー3本
- ビードワックス
- メガネレンチ
- 空気入れ
ホイール内部錆取りの道具(必要に応じて)
- クリームクレンザー(ジフ)
- ワイヤーブラシ
- 錆転換剤
- 筆(ふで)
バイクからタイヤを外す
前輪の場合は、ブレーキシューしか付いていないので、特に何も考えずにフロントホイールアクスル(軸になっている長い棒)を外すだけでOKです。
左右のボルト・アクスルにレンチを当てて緩めます。
アクスルを回しながら外します。途中からは、プラスティックハンマーで押し出します。
ブレーキシューは、ネジなどの固定はされていないので、そのまま外れます。
チューブの空気を抜く
バイクからタイヤを外したら、タイヤの空気を抜きます。バルブの中心をプラスドライバーで押すと、空気が抜けます。
ホイールからタイヤを外す
細いチューブタイヤは、ビート落としすることなく作業できます。ビートを落とす必要があるタイヤの場合は、タイヤレバーでタイヤの全周をテコの原理で、ホイールとタイヤの間を空けてください。
タイヤ片面を外す
タイヤ奥側を外す
ホイールからタイヤを外すコツ
- タイヤレバーを3本使う(2本だと難しい)
- 次のレバーをはめるときに前のレバーを下げる
- ホイールを傷つけないように梨地のレバーを使用する
- チューブを再利用する場合はパンクしないよう注意する
特にレバーでチューブを挟んでダメにしてしまうのには、注意してください。
ホイール内部のサビを落とす
ホイール内部は、サビが発生していたので、錆取りして錆転換剤でサビ予防しました。
クリームクレンザーをホイールにつけて、ワイヤーブラシで錆を落とします。
錆転換剤で錆防止
錆再発防止のために、錆転換剤(錆チェンジャー)をホイール全体に塗布します。
金属を腐食してしまう赤錆を、錆の進行を止める黒錆に変化させ、錆防止保護膜を形成します。
ホイールにタイヤを取り付ける
ビードワックスを塗る
タイヤのビードの表面・裏面の両方にビードワックスを大量に塗りたくります。ビードワックスの代わりにワセリンや石鹸水を塗ってもいいですが、作業効率を考えると、ビードワックスのほうがはるかに楽です。
バイク本体にタイヤを装着する
おすすめのタイヤレバー
Amazonに売ってあるメッキ製のタイヤレバーは、メッキが剥がれてホイールやチューブを傷つけるのでおすすめできません。梨地のレバーを購入しましょう。
ガレージ ロング仕様タイヤレバー
345mmのロング仕様で、2本まとめて片手で保持しておくのに便利です。(動画でもそのように使っています)
デイトナタイヤレバー
持ち運びできる小さめなタイヤレバー。スプーンが小さいので、ホイールとタイヤの間に入りやすいです。ロング仕様タイヤレバーと使い分けすると効率よくタイヤ交換できるので、合わせて持っておくのがおすすめです。