CT50(ホンダ)のスペック/適合パーツリスト/カスタム/レストア
HONDA CT50
1968年、日本国内は、釣りやキャンプ、登山、ゴルフといったレジャーブーム。そんな中に登場したのが、CT50。
スーパーカブに装着されているフロントフェンダーが取り外され、バー付きアップハンドルとアップマフラーを装着したスクランブラータイプ(いわゆるハンターカブ)で、不整地走行を想定している。
外観で特徴的なのは、ダウンチューブ(下に伸びる2本のパイプ)にエンジンガードが付いている。またゴルフバッグ・釣竿など大きな荷物を持ち運べるようにオプション品が多く準備されていた。レジャーだけではなく、山間部・雪道などの悪路の配達・巡回なども想定されていた。
今でこそ、ハンターカブという名称で呼ばれることも多いこのモデルは実際の正式名称では一切使用されていなかった。
CT50(1968年〜)のスペック
HONDA CT50(型式:) | |
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発売 | 1968年 |
排気量 | 49cc |
最大出力 | 4.8PS / 10000回転 |
エンジン | 空冷4ストローク単気筒OHC |
タンク容量 | 6L |
エンジンオイル容量 | L |
当時販売価格 | 65,000円 |
CT50の適合パーツリスト
ハンターカブのルーツ
1961年
アメリカのアウトドアニーズの高まりによって悪路でも走れるトレールモデルCA100T TRAIL50が輸出用に発売された。
1961年11月
日本国内でハンターカブ55が発売される。当時の広告に『カブで射つ』『けわしい山坂をダイナミックに登り夕日を背に射つ!』というキャッチコピーがある。
狩猟を始め登山・雪上・傾斜地等でも楽しく走れ 大型二輪並みの登坂力とキャリア装置を完備
と説明書きもされている。
このことから、狩猟する人=ハンターから、ハンターカブの名前が来ていることがわかる。
1963年
海外でもアウトドアブームが続いており、不整地走行での安全性を高めるためにアップマフラーにしたモデルCA105T TRAIL55が輸出されるようになった。
1964年
C200のエンジン(87cc)を積んだCT200 TRAIL90(輸出仕様)が登場。初めてのCTネームとなる車種。
1968年
日本国内でCT50が発売される。スーパーカブC50がベース。
1981年
日本国内でCT110が発売される。