画像引用:MIKIMEDIA COMMONS
SUZUKI T500
1968年発売 排気量 492 cc
大排気量2ストロークエンジンは振動やエンジン冷却の部分で問題を抱えていたことから、350cc以上の2スト車はなかなか市販化が実現しなかった。
そういった背景を受けて、2ストエンジンのスズキがメーカーの威信をかけて開発した試作車「ファイブ」が東京モーターショー(1967年)にお披露目された。
市販車初の500cc2ストツインT500は、レーシングマシンTR500タイタンのベースマシンともなった秀作である。
ゼロヨン加速は13.2秒の俊足の域であり、最高出力は、47PS/5.5kg-mを記録、5段ミッションの最高速に関しては181km/hと高水準だ。
左側にエンジン始動のキックペダルがあり始動しずらかった点は否めないが、193kgの軽量ボディとハイパワーは他には出せなかった持ち味といえるだろう。
スズキはT500を持ってホンダやカワサキに続き大排気量バイクの市販化にこぎ着けた経緯があり、スポーツ車ファン層から圧倒的な支持を得て「2ストのスズキ」の名を確立したのであった。
T500(1968年〜)のスペック
SUZUKI T500(型式:T500) | |
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発売 | 1968年 |
排気量 | 492cc |
最大出力 | 47PS / 6500回転 |
エンジン | 空冷2サイクル並列2気筒 |
タンク容量 | L |
エンジンオイル容量 | L |
当時販売価格 |