
画像引用:YAMAHA プロダクトライブラリ
YAMAHA RD50
1973年発売 排気量 49 cc
ヤマハを代表する空冷2ストスポーツ車RDシリーズの原付モデル。
RD50は、FX50の後継車種にあたり、デザインや仕様はほとんど差がなく油圧式ディスクブレーキへと進化している。
エンジンはトルクインダクション方式。剛性の高いダブルクレードルフレーム、スポーツ走行に最適なリターン式5速ミッション、50ccクラスでは初の油圧式ブレーキディスクを採用と非常に贅沢な仕様となっている。
外装の特徴は、大容量8Lロングタンクにロングシート、メーターは2連とロードレーサーの面持ち。カラーリングは、シルバーダストとアイビーグリーンの2色。
RD50(1973年〜)のスペック
YAMAHA RD50(型式:) | |
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発売 | 1973年 |
排気量 | 49cc |
最大出力 | 6.3PS / 9500回転 |
エンジン | 空冷2サイクル単気筒 |
タンク容量 | 8L |
エンジンオイル容量 | L |
当時販売価格 |
RD50の適合パーツリスト
純正パーツリスト | |
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ホイールリム幅(前) | |
ホイールリム幅(後) | |
タイヤサイズ(前) | 2.50-17-4PR |
タイヤサイズ(後) | 2.50-17-4PR |
キャブレター | VM16SH |
スロットルケーブル | |
フロントブレーキケーブル | |
クラッチケーブル | |
エアクリーナー |
RD50の系譜
RDシリーズは、長い期間販売さて、多くのモデルチェンジを繰り返し成熟されていった。RD50の中古車を探す場合、タンクのグラフィックを見ると何年モデルなのかわかりやすい。
1970年12月 FS-1
原付クラスで6馬力を実現したハイパワー2ストマシン。アップマフラー・ロングタンク・一文字ハンドルと、前傾姿勢のスクランブラースタイル。
プレスバックボーンフレームが特徴的。
1970年12月 FS50
FS-1からマイナーチェンジ。スペックは変わらないが、カラーリング変更・一文字からセミアップハンドルの変更がされた。ヤマハは、マイナーチェンジでも車種名が変わるのでややこしい。
1972年5月 FX50
FSからフルモデルチェンジされ、本格的なゼロハンロードスポーツモデルへと生まれ変わった。
バックボーンだったフレームは、強固なダブルクレードルとなり、ヤマハの『トルクインダクション』システムを採用した縦型ピストンリードバルブエンジンが収められた。馬力も6.0PSから6.3PSへと向上。マフラーもアップマフラーからダウンマフラーになった。
カラーは、バージニアゴールド(オレンジ系)とバタフライブルーの2色。
1974年3月 RD50
FX50の後継機として、誕生したRD50は、FXのスペックやデザインを踏襲し、油圧式ブレーキが採用された。カラーリングは、シルバーダストとアイビーグリーンの2色。
1975年3月 RD50グラフィック変更
カラーリングはそのままに、タンクのグラフィックのみが変更された。
1977年2月 RD50Ⅱ
電装系・フロントフォークのインナーチューブ改良など細かなバージョンアップを行なった。
カラーリングは、シルバーダストとチャピィレッドの2色。グラフィックも変更された。
1978年3月 RD50
18インチタイヤへと変更された。
カラーリングは、マーカインレッドとニューホワイトの2色。
1978年6月 RD50SP
フルサイズ化されたRD50をベースに、7本スポークキャストホイールを履いたスペシャルモデル。角形バックミラー・角形ウィンカー・パワーレバーを搭載。
コバルトブルー、ニューパールホワイトの2色。
1978年12月 RD50 グラフィック変更
タンクのグラフィックを変更。マーカインレッドとニューホワイトの2色は同じ。
1980年6月 RD50 最終型
CDI点火装置を搭載。フラッシャーレンズの大型化、パワーレバー採用など細部の変更も行われた。